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リンガルブラケット フジタブラケット 

リンガルブラケットで治療中の方は、結構な数いらっしゃると思うのですが、多分、フジタブラケットで治療中のかたは、ほとんどいらっしゃらないと思います。

 

・どんなリンガルブラケットが売れているのか

・フジタブラケットが優れているわけ

①スロットが複数(3本)ある

②むし歯、歯肉炎になりにくい

③スロットの形状にこだわり

④問題点

 

 

今、日本でリンガルブラケットが一番売れているのは、クリッピーL、次いで、アリアス、ハーモニーなどが続き、フジタブラケットのシェアは、決して多くはありません。

フジタブラケットのシェアが少ない理由は、品質が悪いとか、性能が悪いからといった理由では全くなく、逆に、品質、性能は間違いなく一級品です。

私などは、リンガルの治療を、最初からフジタメソッドで教わり、最初からフジタブラケットを使用していたので、その扱いやすさ、性能の高さは身に染みてわかっています。

今、舌側矯正治療をされている先生のルーツをたどると間違いなくフジタメソッドで学ばれた先生に行きつくはずです。

なぜかと言うと、舌側からの矯正治療、いわゆるリンガルの治療は、藤田先生が世界で初めてはじめられた治療法(フジタメソッド)だからです。

フジタメソッドから始まったリンガル治療ですが、より簡単で単純な装置がいろいろと開発されて、今に至ります。

簡単で単純な装置からリンガル治療を始められた先生は、そもそもフジタブラケットを知らなかったり、触ったことがないので、フジタブラケットを使うことはまずありません。

たいてい、リンガルの治療は、教わった先生が使っていたブラケットを使うことがほとんどなので、フジタブラケットを使う先生がますます減り、フジタブラケットのシェアが少なくなり、今に至ります。

・フジタブラケットが優れているわけ

①スロットが複数(3本)ある

フジタブラケットが圧倒的に他のリンガルブラケットと異なる点は、ワイヤーが通る溝(スロット)が3本あるところです。

フジタブラケット以外のブラケットは、スロットが1本しかありません。その差は極めて大きく、例えば、八重歯の治療の時に、小臼歯を抜いて、犬歯を引っ張ってくるのですが、その時に、スロットが1本しかないと、細いワイヤーで犬歯を引っ張るしかなく、犬歯に他の歯が引きずられて歯並びが崩れるということが起こります。

しかし、複数のスロットがある場合、動かしたくない犬歯以外のには太いしっかりしたワイヤーを入れておき、もう一つのスロットに細いワイヤーを入れて犬歯を引っ張るということが出来ます。

この方法ですと、犬歯以外の歯は、太いワイヤーに支えられて全く動かず、犬歯のみが動くという理想的な動きが得られます。治療において、この差はとても大きいです。

②むし歯、歯肉炎になりにくい

フジタブラケットは、スロットが複数あるだけでなく、衛生面でもこだわりがあり、藤田先生は治療中にむし歯を作りたくないという思いから、清掃性を高めるためにあえてワイヤーを極端に歯肉に近づけないように設計されていて、歯磨きがしやす

くなっています。

③スロットの形状にこだわり

その他にも、マニアックな内容になりますが、前歯のスロットの底面は、直線でなく、円の一部のような曲線になっています。これは、知ると本当に理にかなったことだとわかるのですが、ワイヤーの形状が、小臼歯より後ろは、比較的直線に近い形状なのですが、前歯部は、ワイヤーの形状が曲線で、そのワイヤーがスロットにしっかり入るようにと底面を曲線にされています。

ここまでこだわられたブラケットが、30年以上も前に作られたということが、驚きです。

④問題点

ただ、フジタブラケットにも問題があって、複数のスロットを極めて正確に小さなブラケットにミリングすることは

至難の業で、かつては、時計メーカーのシチズンが作っていたのですが、今は、作ってくれる精密機械メーカがなく、生産が一時的に止まっています。

何はともあれ、この優れたブラケットの良さを知ってもらいたいと思います。

 

 

 

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い 着脱

矯正治療をする方法として、おおまかに分けると、マウスピース矯正と、ワイヤー矯正があります。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の大きな違いは、着脱が出来るかどうかという点です。

マウスピース矯正の場合、飲食をする場合は、ご自分で装置を外して飲食できるというメリットがあるのですが、一方、飲食が終わったらすぐに、歯磨きをして装置を戻さないといけないという手間がかかります。

頻繁に、飲食をする方、例えば、間食が多い、仕事中に珈琲、ジュース、スポーツドリンクををしばしば飲むなどの方は、都度外して歯磨きをして装置を戻さないといけないので、少し大変かもしれません。

食べ物を食べる際に装置を外さないといけない理由は、装置が壊れる恐れがあるためです。入れ歯などは、噛む前提で頑丈に作ってあるのですが、矯正用のマウスピースは、歯を動かすために柔らかい素材で作られていて、違和感が少ないように薄く作られています。そのため、付けたままで食事をしてしまうと壊れる可能性があります。

もし、壊れてしまうと、そのステップの装置を再製作しないといけないので、治療がストップします。

また、飲み物も、水以外の飲み物を飲む際も外さないといけません。

何故かというと、まずは温度の問題です。

マウスピース矯正装置は、樹脂製のシートを加熱成型して作成しているので、熱い飲み物を飲んでしまうと変形して、使用できなくなってしまいます。

ついで、糖分の問題です。

冷たい飲み物の場合も、糖分が入っていると装置と歯の間に飲み物が残ってしまい、むし歯になるリスクが非常に高くなります。マウスピースをしていない場合、糖分が入った飲み物を飲んだとしても、唾液がながしてくれるのですが、マウスピースをした状態で、装置と歯の間に糖分の入った飲み物が入り込むと、しっかり残留し、非常に虫歯になりやすくなります。

着色の問題もあります。

つめたい飲み物で、糖分も含まれていないけれども、着色しやすい飲み物、コーヒーなどの場合、装置に色がついてしまう恐れがあります。機能上は全く問題ないのですが、透明な装置が、黄ばんだり、不透明になったりと、色がつくことがあります。気にならない方は大丈夫ですが、出来れば避けた方が良いと思います。

マウスピース矯正の利点である着脱できることは、好きな時に外せるというメリットにもなりますが、逆に、飲食などの際には必ず自分で外さないといけないので、手間がかかります。

一方、ワイヤー矯正の場合は、マウスピース矯正のデメリットがメリットになり、メリットがデメリットになります。

食事に関しては、極端に硬いものであったり、粘着性の高いものでなければ、基本的には食べていけないものはありません。

飲み物に関しては、温度、糖分に左右されず飲んでも大丈夫です。着色に関しては、表側矯正をしていてゴムを使用している場合などはそのゴムが着色することがあるので、要注意ですが、それ以外は問題ありません。

ただ、飲食をした後には歯磨きをしないといけないことには変わりはなく、さぼってしまうと、むし歯になりやすくなります。

最近、マウスピース矯正をされる方も増えてきましたが、一方で、自分は、しょっちゅう着け外しをきちんとする自信がないといわれて、自分は、ワイヤー矯正がいいですと言われる方も多々いらっしゃいます。

装置の選択の参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

こどもの矯正治療、したほうがいい?しないほうがいい?

こどもの矯正治療に関して、したほうがいいですか?それともしなくてもいいですか?という質問をうけることがあります。

迷わず、絶対にした方がいいとお答えしています。

なぜかというと、こどもの時期にしかできない大切なことが沢山あるからです。

例えば、受け口気味のお子さんであれば、チンキャップという装置によって、下顎の成長方向を誘導してあげることによって、受け口の傾向を変えてあげることが出来ます。

また、出っ歯気味のお子さんの場合、上顎の奥歯が下顎の奥歯よりも前方に位置しています。そのために、ヘッドギアという装置で、上顎の奥歯を後方に動かしてあげることで、奥歯のかみ合わせをよくすることと、出っ歯を治すためのスペースを確保してあげることが出来ます。

非常に多い、叢生のお子さんの場合、寝る時にだけ、自分で着け外しのできる装置で、歯並びを広げてあげて、永久歯の生えるスペースを作ることが出来ます。これは、こどもの時期にしか効果はありません。

もちろん、広げられる量にも限界があるので、将来的に抜歯を考えないといけないお子さんもいらっしゃいます。

しかし、そのようなお子さんであっても、こどもの時期の矯正治療をしておいてあげると、その先のワイヤーの治療が

本当に楽になります。子供の時期の治療をせずに、永久歯になってから抜歯をしてワイヤーの治療をする場合、抜歯をしてもスペースが足りず、奥歯をアンカーインプラントを使用して、後方に動かしようやく並ぶこともあります。

それらを考えると、こどもの時期に治療を始めてあげることは、とても大切で、大きなメリットがあります。

昔は、特に矯正をしなくても、永久歯に生え変わると自然ときれいに並ぶこどもが多かったようです。

その頃のこどもは、間違いなくすきっぱで、乳歯が抜けて永久歯に生え変わると、ちょうど隙間が閉じてきれいに並びました。現在でも、ごくまれに顎の大きさに対して歯の大きさが小さいお子さんは矯正をしなくてもきれいに並ぶこともありますが、

乳歯の時期に、すきっぱでないお子さん、隙間なくきれいに並んでいるお子さんはほぼ間違いなく、永久歯が並ぶ隙間が足りません。

近年、逆に、歯の本数の少ないお子さんも増えています。顎が小さくなるにつれて歯並びが悪くなっていますが、それに適応するかのように、歯の本数が減り始めています。

比較的多いのが、下顎の5番目の歯、下顎の前歯などです。中には、上顎の12歳臼歯が欠損してかわりに親知らずが生えてくれる場合もあります。

このような場合、よく考える必要があります。将来的に後継永久歯のない乳歯を残すのがいいのか、それとも乳歯を抜歯して

横の歯をずらしてきた方がいいのかなど、非常に難しくなることもあります。矯正治療の検査をすれば、確実にわかりますので、その意味も含めて、6歳ぐらいに一度、診せに来ていただくことをお勧めします。

 

 

こどもの矯正治療をはじめるのに適した時期

こどもの矯正治療をはじめるのに適した時期は、前歯4本が生え変わった頃。大体、6歳頃になります。

もちろん、完全に生え変わる必要はなくて、だいたいそのころに来ていただくとよいと思います。

そのころから装置を使い始めると、多くのお子さんは、歯を抜かないで永久歯をならべることが出来るようになります。

当院で使用する装置は、歯並びを広げる床装置で、使用時間は基本的には夜寝るときだけ。8時間ぐらいしっかり使用していただければ十分です。

当院で使用する床装置の優れたところは、寝るときだけ使用すればよいので、学校に装置をして行く必要がないこと。また、食事や歯磨きの時には装置を外しているので、むし歯になる心配がないことです。

痛みに関しても、1週間に一度、装置のねじを保護者の方に回していただいて広げて行くのですが、その際に広がる量は0.2mm、片側0.1mmずつ広がる程度なので、装置を入れた時に少しきついかなと思う程度で、1日もするときつさもなくなり、痛みはありません。

ただ、幅を広げるにしても広げられる限界があるため、明らかに将来歯を抜かないと並ばないお子さんもいらっしゃいます。

しかし、そのような場合でも、子供の時期の矯正をしておいた方が良いと考えています。その理由は、将来的に歯を抜くとしても、その後のワイヤー治療が圧倒的に簡単になるからです。もちろん治療期間も短くなります。お子さんへの負担が圧倒的に軽くなるからです。

当院では診断の時にその可能性をお話しして、納得していただいてからスタートします。中には、抜歯の可能性でスタートしお子さんの成長が著しく、抜かずに済んだこともあります。

どうして、子供の時期の矯正治療が必要になってきたかというと、今のお子さんは顎が小さくなりつつあるのに、歯の大きさはほとんど変わりがなく、永久歯が並ぶスペースが足りなくなっているからです。

昔のお子さんは、顎もしっかりしていて、乳歯の時はすきっぱで、永久歯が生えてちょうどになることが多かったのですが、今のお子さんは、乳歯の時にすでに隙間なく並んでいて、永久歯が生える隙間がありません。

ですので、矯正治療によって隙間を作ってあげないと永久歯が生えて来れない、並ばないということになります。

ただし、受け口かなと思われるお子さんの場合は、6歳まで待たずに、早めに受診してください。早めに対処することが必要なこともありますので、早すぎるかなと思わず、一度いらして来て下さい。

 

 

 

 

マウスピース矯正の診断、治療

マウスピース矯正を始めるまでの流れとして、1.検査→2.診断→3.治療開始となります。

1.検査 検査では、歯並び、かみ合わせ、歯根の状態、歯茎の状態、顎の関節の状態を調べます。

1-1 お口の中の写真

1.2 歯型

1-3 レントゲン

1-3-1 パノラマ写真

1.3-2 セファロ写真、P-A写真

1-3-3 顎の関節の写真

1-4 お顔の写真

1-5 口腔内診査

 

1-1 お口の中の写真

歯並び、お口の中の状況、かみ合わせを確認します。通常、正面、上顎、下顎、右側方、左側方の5枚プラス、噛んだ状態の前歯の状態を横からと下からの2枚、合計7枚の写真を撮影します。

 

1.2 歯型

歯の型を取ります。これによって、正確なかみ合わせ、歯並び、歯の大きさ、歯の状態を確認します。

粘土みたいな印象材でとる従来の方法と、デジタルで歯型をとる方法があり、当院では、デジタルで歯型を採取します。

デジタルで採取するメリットは、患者さんの負担が少ないことと、そのデータをそのままデータとして送ることが出来、

マウスピースをすぐ作成できます。

 

1-3 レントゲン

矯正治療をするにあたって、レントゲンは必須です。お口の中を見ただけでは、歯根の状態、歯の角度、歯周病など骨の状態、顎の関節の状態は全くわからないため、レントゲンを必ず撮影します。当院のレントゲンはデジタルなので、今までのレントゲンと比較すると1/3-1/10程度と少ない放射線量で撮影できます。

 

1-3-1 パノラマ写真

顎全体の写真です。このレントゲン写真によって歯根の状態、歯槽骨の状態などがわかります。中には、歯根の長さの短い方、歯周病などで歯槽骨が吸収して骨の高さが低くなってしまっている方がいます。そのような方の場合、無理な力をかけるとさらに、歯が弱くなり、ぐらぐらになってしまう恐れがあるために、治療を見合わせた方が良い場合もあります。そのように、治療をしても大丈夫かどうか、治療するにしても慎重にする必要があるのかどうなのかの判別をするために必須なレントゲンです。

 

1.3-2 セファロ写真、P-A写真

正面からと横顔のレントゲンです。このレントゲンによって、顎のアンバランスがあるのかどうか、骨格的に出っ歯なのか、受け口なのかがわかります。また、前歯の角度が数字で正確にわかりますので、歯が出っ歯なのか、受け口なのか、確認できます。また、開咬の方など、歯が原因で前歯が噛んでいないのか、骨格的に問題があるのかなども、正確にわかります。矯正治療をする際に、絶対に必要なレントゲン写真です。

 

1-3-3 顎の関節の写真

顎の関節の断層写真を撮影します。顎の関節の断面を撮影するもので、顎の関節が正常な形なのか、変形しているのか、関節のずれがあるのかどうなのかを確認します。例えば、顎関節症で、顎関節の吸収が進行している方などは、矯正治療をすることでさらに進行する可能性があるため、このレントゲンでの確認が必要です。また

 

1-4 お顔の写真

左右の横画を、左右45度の写真、正面の写真と最低5枚の撮影をします。この写真によって、治療前の状態を記録保存することによって、治療後にどのような変化があったのかを把握することが出来ます。

 

1-5 口腔内診査

お口の中を直接拝見させていただき、歯肉の状態、咬耗、粘膜の状態、むし歯の有無、などを調べます。また、顎を開閉していただいて、左右にずれたり、顎の関節に痛みがないかなど、口腔領域を全体的に診査します。

 

 

2.診断

これらの資料をもとに、現状がどのよう状況なのかを把握し、どのような治療をするのが望ましいのかを」診断します。

歯を動かす際に、歯周組織が健康な状態であっても、歯を動かせる限界があり、その限界内でどのように治療をするのかを診断し、さらに、歯周病であったり、歯根が短いような場合は、さらに、限界が低い状態なので、注意を要し、どのように注意をしないといけないかなど、慎重に判断して行きます。

 

 

 

3.治療開始

診断をもとに、どのように治療するか、どこまで治療するかを決定し、装置を作成し、治療を開始します。